救いの最も重要な面

救いの最も重要な面、第一義的なことは何でしょうか。

それは『私たち人間を神さまとの正しい関係に立たせること』です。

なぜなら、生まれながらの人間は、神さまと正しい関係に立ってはいないからです。

では、生まれながらの私たちは神さまとどのような関係にあるのでしょうか。

もともと人間は、神さまとの親しい交わりを持つ存在として造られました。
しかし人類の代表者アダムが神さまから命じられていた、たった一つの禁止行為を行ない、人類に罪が入りました。創世記2章16,17節に、このように記されています。「神である主は人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」と記されています。それはその通り、現実となりました。罪に対する刑罰は「死」です。

人間は、神さまのとの親しい交わりを失いました。つまり、霊的に死んだ存在となりました。
ご存知の通り、私たち人間はみな、必ず肉体的な死を迎えます。 

そして最終的なさばきは、永遠の死、つまり神さまとの完全なる断絶です。

私たち人間は、神さまとの関係が切り離された状態で生まれてきます。本来あるべき造り主との関係が失われているため、造られた目的、生きる目的を失っているのです。

そればかりか、ローマ人への手紙1章18節を見ると「というのは、不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対して、神の怒りが天から啓示されているからです。」とあります。人間は、神さまに対して「不敬虔」、「不正」であり、神さまを憎み、神さまに従うことを嫌います。そのような人間に対して、罪や悪を徹底的に嫌悪される神さまは「怒り」を啓示しておられます。

人間と神さまとは恐ろしい敵対関係にあるのです。

ですから、私たち人間は神さまと和解させられる必要があります。神さまとの関係が回復されなければなりません。

「永遠のいのち」とは何でしょうか。「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。」(ヨハネの福音書17章3節) と、主イエス・キリストご自身が仰っておられます。

「神さまとの関係」こそ、救いの最も重要な面であります。

唯一まことの神を、本当に神として知っているでしょうか。自分が勝手に思い描いている神ではなく、罪人に怒りを発しておられる聖なる神を知っているでしょうか。罪に対して死刑を執行される、義なる神を知っているでしょうか。そして、ご自身との和解の道を備えてくださり、最終的な死を免れさせるために愛するひとり子を遣わしてくださった神との生きた関係、親しいお交わりを知っているでしょうか。


※ 聖書引用「聖書 新改訳第三版」(新日本聖書刊行会)より

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